松本市制100周年記念 2007MHC登山講習   紅葉の乗鞍岳登山と温泉・滝巡り報告
10月6日AM7:00、松本を8名で出発。上空は雲が蔽う。AM8:00乗鞍高原鈴蘭駐車場で1名を加え参加者9名が集合。ここから15分登った三本滝に車を駐車し、AM9:15、混み合う乗合バスで肩の小屋口へ向かう。蛇行した山道を登り、高度が上がると、紅葉に色づく山風景に変わっていく。AM10:00肩の小屋口で下車。車道脇の登山口から、乗鞍岳登山を開始する。山の上空は、青く澄みわたる快晴となっていた。
登山道から望む乗鞍岳稜線 目指す剣が峰は、もうすぐだ!
登山道脇には、紅葉したナナカマド、白ヒゲを伸ばしたチングルマが群生し、剣ヶ峰山頂が間近に望まれる。肩の小屋で小休止してAM10:50、8名が出発。溶岩砂礫を一歩一歩登るにつれ、展望が広がり、北方に槍・穂高岳をはじめとする北アの峰々が見え始める。稜線に登り出ると、眼下には岐阜高山方面が望まれ、西方
遠くに加賀の白山が眺望される
剣が峰頂上3026mに登頂 眼下に紅葉した山麓、北方に北アルプスの峰を望む
AM11:55、乗鞍岳剣ヶ峰3026mに登頂する。ここで、北アの展望を楽しみながら、昼食を摂る。噴煙上げる浅間山、八ヶ岳連峰、南アの峰々。全ての山々に想い出があり、回想シーンがよみがえる。山の話につきることが無く、苦労話が、笑い話になる。
頂上には25分滞在し下山開始。PM1:00肩の小屋に到着。1名と合流して9名で肩の小屋口へ降り、そこから車道を歩く。車道は現在通行が制限されて車両が少なく、その為、気楽に歩きながら展望を楽しむ事が出来る。
車道を歩き展望を楽しむ ナナカマドが紅葉し赤い実をつけている 紅葉に彩られた山腹
道路脇には、赤黄色に紅葉しているナナカマドが赤い実をつけ、少し下降すると、ダケカンバが黄色に紅葉し、常緑樹の森林とのコントラストが美しい。PM3:00今日の宿、位ヶ原山荘に到着、泊する。
 夕方、空を茜色に染め、静かに暮れていく。夕食前、山荘内の暖められた炬燵に陣取り、親睦交流を深める。
雲海上に太陽が昇る 日の出を拝する
 10月7日AM5:50雲海上に太陽が昇り、山々を照らし始めた。紅葉した乗鞍岳の大きな山なみが黄金色に輝いている。AM7:30お世話になった位ヶ原山荘に別れを告げ、展望の良い車道を歩いて下山する。車道沿いの森林は、秋の朝陽を浴びてすがすがしく輝き、徒歩で下山する私達の気分も爽快だ。歩く事2時間余、AM9:50三本滝駐車場に到着する。
位ヶ原から、展望の良い車道を下山 名勝地、三本滝を訪ねる
休憩後、徒歩20分の下りで県の名勝地三本滝を訪ねる。滝の流れを観賞しに大勢の観光客が訪れていた。引き返して、駐車場から車に乗り、いがやスキー場近くの「そば処」で≪ざるそばとそばおやき≫を賞味。そこから車で5分、落差40mの番所大滝を訪ね、飛沫に濡れながら感動する。
鈴蘭に向かい、PM12:40「湯けむり館」では、白濁の温泉にゆったりと浸かり、登山の疲れを癒す事ができた。PM1:40、乗鞍観光センター前で1名と別れ、8名は、車に乗り合わせ松本へ向かう。PM2:40県松本合同庁舎駐車に帰還、解散とする。
「紅葉に彩られた乗鞍岳、登り、歩き、山麓の風物を味わった2日間だった。」