紅葉上高地ゆったり紀行
10/27〜10/28 実施報告
 10月27日(土)PM12:00、参加者7名が車に乗り合わせ、松本を出発。天候は雨降り。国道158号線を走り、島々谷から幾つものトンネルを通り抜けて行くと、雨に煙る紅葉に彩られた景色が展開する。PM2:30紅葉真っ盛りの上高地に到着。上高地アルペンホテルに泊する。
雨に煙る上高地へ到着 早速散策をし、河童橋袂で記念撮影 ビジターセンターで写真観賞
 休憩後、雨具を着用し、雨の上高地を散策する。水量を増して流れる梓川畔を歩き、河童橋を渡り、カラマツ林に囲まれた小梨平の奥へと進む。ビジターセンターを訪ね、著名山岳写真家のパネル写真を鑑賞する。雨露を避けて入った食堂でストーブに暖まりながら、熱いコーヒーを啜ると、ようやく人心地がしてくる。
 PM4:00、ホテルへ帰還。一風呂浴びた後、室内でTV松本で放映された、MHC夏山登山講習「槍穂高連峰縦走」を録画したDVDを映写。その迫力に、あらためて感動を呼び覚まされる。窓外は夜の闇が訪れ、PM6:00からの夕食時には、熱燗の「岩魚の骨酒」を、一杯また一杯と味わう。
梓川右岸を歩き、振り返り見上げる穂高岳が神々しい。 河原に降りて砂地を歩くと、焼岳の姿が美しい。
 10月28日(日)、天気は快晴。AM6:00見上げる穂高連峰には雪が積もり、昇る朝陽を浴びて、稜線が白く輝いている。河童橋袂にはカメラマンが立ち並び、盛んに撮影をおこなっている。光線に照らし出された山腹も、黄色や橙色の木々等と緑葉樹とのコントラストが一段と美しい。流れる梓川から立ち昇る湯気が、太陽光を受けてキラキラと輝いている。上高地は、今年一番に彩られた華麗な朝を迎えた。

 AM8:30、軽荷でホテルを出発。一筋の噴煙上げる焼岳を望みながら梓川右岸を歩き、田代湿原に向かう。河原に降りて、川畔の砂地を歩く。振り返ると雪を頂く穂高連峰が神々しい姿で、そそり立っている。見上げる空は青く、左岸沿いには橙色のカラマツ林が幾重にも立ち並び、後方に六百山、霞沢岳がピークを連ねて聳えている。
右岸沿いの紅葉した木々と霞沢岳 田代橋付近から望む、雪を頂く穂高岳
ウェストン碑の前で、明治時代の日本アルプスを偲び、田代橋からは林間コースを辿り、田代湿原に向かう。この付近から、大勢の観光客とすれ違う。秋色の田代池では、必死に傑作を撮ろうとしているカメラマンの姿が少し滑稽だ。
紅葉の田代湿原を行く 穂高岳を背景に参加者の記念撮影 鴨のツガイ
引き返して、左岸沿いを上り、再び田代橋を経て、AM10:30帝国ホテルを訪ねる。大きな暖炉の側に座り、コーヒー又は紅茶とケーキを味わう。しかしここにも、たくさんの観光客が席を立つのを待っていた。梓川左岸に戻り、穂高岳を望みながら河童橋へ向かう。小道脇のカラマツ林が秋の陽に照らされて、黄金色に輝いている。
帝国ホテルでティータイムを摂る 右岸沿いのカラマツ林黄色に輝いている
PM12:00観光客の人波を通り抜けて、ホテルへ帰還。六百山を望む屋外のテラスで、ゆっくりと昼食を摂る。PM1:00上高地を後にする。PM2:30松本県合同庁舎駐車場に到着、解散とする。
「雪を頂く穂高岳の麓、鮮やかに色づく上高地。余韻がいつまでも残る、ゆったり紀行だった。」