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2005 平成17年度 事業報告
1) 文化事業プロジェクト
4/1〜18.3/31 乗鞍高原湯けむり館にて、ネパール工芸物産展示販売を開催。。
4/25〜11/15 市営上高地アルペンホテル、徳沢ロッヂ、上高地食堂にてネパール工芸物産展示、販売を開催。
4/29〜5/5 上高地五千尺ロッヂにて、会員が交替で泊まり物産展示販売を行う。
5/20〜22 岩橋崇志山岳写真教室を五千尺ロッヂ泊で上高地・明神にて開催。
7/12 「ネパール・カトマンズの自然と文化、人々の暮し」と題し、ネパールの学校へ文房具を送り、交流を進める穂高北小学校で鈴木理事長講演。
8/5〜7 内田良平山岳写真教室を槍・穂高岳を展望する蝶ヶ岳稜線で開催。日本の第一人者内田良平さんから山岳写真撮影の究極のテクニックを教わる。
8/28 穂高北小学校でバザーが行なわれ、MHCから物産を提供。売上の一部は、クムジュン校へのサッカー・バレーボールやネット等の備品、文房具に充てられた。
10/2〜11/14 市営上高地アルペンホテル、特別写真展「白銀のヒマラヤとカトマンズの魅力」と題し、世界最高峰エベレストを始めとする白銀のヒマラヤと国際的姉妹都市古都カトマンズの街と人々の魅力を紹介。
10/29 「白銀のヒマラヤとカトマンズの魅力」スクリーン映像を使用し、上高地アルペンホテルで鈴木理事長講演。
11/21 鈴木理事長が11/19〜23にカトマンズを訪問、11/21穂高北小学校の善意のお金45,000円と文房具、そして生徒会長青木勇太君のメッセージを、クムジュン校運営委員とヒマラヤントラストのカトマンズ事務局に手渡す。
12/30〜18.1/8 市民参加を募り「エベレスト展望トレッキングとカトマンズ訪問」を参加者9名で実施。ネパール・カトマンズを訪問し、文化・山岳スポーツにおける国際交流を進めた。
2/25〜3/5 240名が参加した「2005MHC登山講習」市民登山報告写真展120点と「エベレスト展望トレッキングとカトマンズ訪問」についてMウィングで写真と映像で報告され、同時にネパールの手工芸品の展示と販売が行なわれた。650名以上の来場者があった。
4/1〜18.3/31 MHC松本本部事務所にて≪小さなお買い物で大きな国際協力≫ をテーマにネパール工芸物産を展示して紹介し、希望者に販売する。
2) 山岳スポーツ振興事業プロジェクト
@ 登山並びにエベレスト撮影紀行説明会
2005.4/23 開講式と説明会
6/24夏山登山説明会
9/15 秋山登山説明会
2006.3/4「登山の準備と心得」と2006MHC登山日程説明会 (Mウィング 計120名)
A 「2005MHC登山講習」2005年5月〜2006年3月
共催 : 松本市、後援 : 長野県教育委員会 他
目的
現在、北アルプス等を初めとする日本の山々では、一頃の中高年登山ブームから、若人の関心を集める幅広い年齢層による市民登山の時代が到来しています。 山岳遭難を未然に防ぐことも願い、「安全でより楽しい市民登山」とするために、系統的に登山技術を習得し、山岳の知識と登山の楽しさを学べる市民参加による「2006MHC登山講習」を開講。
事業内容
市民参加を募り、北アルプス等で年間を通じ、月1〜3回程度の割で実施し、ヒマラヤ高所登山経験豊かなインストラクターを招き、春夏秋冬の登山での登り方と用具の使い方そして登山の準備と心得、また酸素希薄な高所での初歩的な医学や栄養学の知識も学ぶ。
受講者は優れた登山技術を習得することで、あらためて安全登山についての認識を深め、山岳に対する豊富な知識と経験を積んだ愛好家として、又登山パーティーのリーダーとして、養成していきます。 
講習場所、期間
@ 残雪の乗鞍岳   5/3〜5/4   J  富士登山     8/27〜8/28
A 岩橋崇至写真教室 5/20〜5/22   K  焼岳・上高地   9/10〜9/11
B 上高地を歩く   5/28〜5/29     秋の奥穂高岳   9/23〜9/25
C 残雪の槍ヶ岳   6/4〜6/5    M 晩秋の乗鞍岳   10/8〜10/9
D 春の常念岳    6/11〜6/12   N  岩橋崇至写真教室 10/20〜10/22
E 八ヶ岳縦走    7/2〜7/3     O  ザイルワーク講習 6/18〜19 7/9〜10
F 白馬三山縦走   7/16〜7/17     色づく上高地   10/29〜10/30
G 鹿島槍ヶ岳    7/30〜7/31   Q 初新雪の常念岳   11/5〜11/6
H 内田良平写真教室 8/5〜8/7   R   冬の上高地    2/11〜2/12
I 燕・槍ヶ岳縦走  8/13〜8/15   S  白銀の硫黄岳   3/11〜3/12
  登山講習参加者総数  240名(2005/5〜2006/3) 
講師・スタッフ (敬称略)
内田良平  日本を代表する山岳写真家の一人、1972年神奈川県山岳連盟のヒマラヤ・ローツェ(8516m)の登山隊長を努める。 
鈴木雅則 MHC理事長、登山講習の責任者、ヒマラヤの5000mから6500mのピーク登頂者76名以上をリード。
MHC山岳委員 赤羽繁夫、太田廣江、大平信一、河西幸男、猿橋敬子 (敬称略)  高橋正幸、中澤清子、原田豊士、古幡敬子、古畑重夫   牧野亘博、松岡いつ子、山田美知子、小松一朗
山田、赤羽、関口、田村、横尾、他アルバイト。

事業の効果 

受講された参加者は、系統的な登山技術の習得について、初歩的な医学、栄養学の知識も得て、経験も積んだリーダーの養成に役立った。また経験のある講師、山岳委員、運営アルバイトを依頼する事が出来、安全な登山講習が出来た。     
 また Mウィング展示場で、延べ240名が参加した2005 MHC登山講習報告写真展を開催する事ができ、650名以上の来場者があった。新聞、TVにも報道され、多くの人に関心をもたれるようになり、長野県の美しい山岳があらためて認識された。

「エベレスト展望トレッキングとカトマンズ訪問10日間」−12月30日(金)〜1月8日(日)−
後援 長野県 長野県教育委員会 松本市 他 

松本市と共通する「山と美しい自然」を仲立ちとした姉妹提携都市、ネパールの首都カトマンズ市との山岳スポーツ・文化交流事業として「エベレスト展望トレッキングとカトマンズ訪問10日間」を、松本市民を始めとする参加者9名により実施。
トレッキングの予定行程通りにエベレスト街道を登り、ナムチェバザールから上部で大展望を堪能。帰路途中MHC国際協力事業によるクムジュン校学生寮を訪問、MHCの建物とその運営について確認し、穂高北小学校からの文具や備品が喜んで受け入れられている報告を受け、シェルパの人々との交流を深めて参りました。
またカトマンズ市では、MHC奨学生を招いて近況を聞いたり、市長代理へ表敬訪問などを行い姉妹都市交流の責任も果たし、全員感激の内に帰国する事が出来ました。

3) 国際協力推進プロジェクト
@ 国際協力事業基金の積立
寄付金、講演料、文化事業、物産展示販売の収益そしてMHC登山講習の参加費の一部が国際協力事業基金に積立てられました。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立っています。 
 
A カトマンズのカレッジへ通学するクムジュン校を卒業した勤勉学生への奨学金及び奨学金事務局運営費支給 
 
パサンダワ事務局長が1人づつそして1ヶ月毎に、学校生活の様子を確認し、05.8月〜 06.2月まで1,500Rsの奨学金を手渡し、, 06. 3月以降、500Rs/月を加えて2000Rs/月支給しています。
☆ 10期生(2005年9月〜2006年8月)
1 Mr Pema Sherpa (ペマ・シェルパ)
He is studying Travel and Tourism Course at Nepal Acedemy of Tourism and Hotel Management ( Ravibawan ) Bachelor second year.
2 Mr Tshering Dorjee Sherpa(ツェリン・ダルジ・シェルパ)
He is studyingTravel and Tourism Course at NATHEM ,RavibawanBechelor second year.
3 Miss Tshering Yutin Sherpa (ツエリン・ユティン・シェルパ)
She is Studying Management course at FW Tylore Collage Bechelor Third Year
4 Mr Mingma Tshering Sherpa (ミグマ・ツェリン・シェルパ)
He successfullycompleted 2 years course and applied for Hotel Management course ,Bechelorfirst year.
5 Pasang Tshering Sherpa (パサンツェリン・シェルパ)
He is studyingcertificate (10+2 ) second year at Brilliant Multiple Collage taking the courseof Huminities . Also he is taking extra course of Thanka Painting.
6 Mr Sonam Finjo Sherpa(ソナム・フィンジョ・シェルパ)
He is studyingcertificate( 10+2) second year at Brilliant Multiple Collage taking the course of Huminities . Also he is taking extra course of Thanka Painting.
7 Mr Tashi Tshering Sherpa (タシ・ツェリン・シェルパ)
He is studying certificate (10+2) second year at Reliance International Academy takingthe course of Hotel management.
8 Mr Arjun Kathet (アジュン・カセット)
He is studying at Reliance International Academy certificate first year. taking the Management course.
9 Miss Kunga Tashi Sherpa (クンガ・タシ・シェルパ)
She is taking course of Feshion Designer first year.
10 Mr dawa Tshering Sherpa(ダワ・ツェリン)
He is studying at Brookfield Collage ,Chhetraparti taking Management Travel and Tourism , Certificate first year.
 
B MHC医学生奨学基金(M・K基金)2004年度から支給
   目的
  世界の屋根ヒマラヤの中央部、世界最高峰エベレスト8848mを控えるネパール王国。その首都カトマンズの青少年の教育促進に尽くす為、MHC国際協力事業の一環としてMIYASAKA・ KATHMANDU医学生奨学基金を設立し、勤勉で向学心旺盛なカトマンズの医学生を対象に、NPO法人松本ヒマラヤ友好会カトマンズ支部(MHC−KTM)を通じ、支援する。
 
第1条 カトマンズ市と姉妹都市の松本市に本部を有する、医療社団法人 和心会から寄せられた支援金により設立され、MHC−KTM事務局から学資の支給を受ける学生を、MIYASAKA奨学生といい、支給する学資をMIYASAKA奨学金という。 
第2条 支援金は、一旦MHCの銀行口座に預金され、そこから引き出され、MHC−KTM事務局のカトマンズの金融機関の口座に送金され、預金される。
第3条 奨学生は、MHC−KTM事務局等の意見を聞き、MHC理事長並びに医療社団法人 和心会の理事長の承認を得て、決定される。奨学生は、医学校卒業までMIYASAKA奨学生として認められ、その待遇を受ける。
第4条 MIYASAKA奨学生は、履歴書、高校卒業証明書、医学校入学証明書、必要に応じ学業成績表等の書類をMHC−KTM事務局へ提出しなければならない。
第5条 MIYASAKA奨学生は、1年間12万円(日本円)の MIYASAKA奨学金を、毎月1万円(日本円)を、毎月初めMHC−KTM事務局より支給される。この支給は、医学校卒業までの期間有効とする。
第9条 松本市と姉妹都市カトマンズ市の人々との国際的な親善交流を果たす意義は大きく、MIYASAKA・ KATHMANDU医学生奨学基金設立により、一層その役割を果たす事を念願して、MIYASAKA奨学金は、特別な事情が無い限り、変換を免除する。
 
C 2002年3月15日よりクムジュン校の学生寮、食堂、台所、シャワー室、水道引き込み工事(600m)等の工事を展開。※ 新学生寮の電気代の50%、電気料金Rs4000/月×12ヶ月=Rs48000・・(72,000円) ※ 新学生寮に同居する教師2名の寄宿舎舎監費用、 Rs1000/月×= Rs12000・・(18,000円)
カトマンズ支部大河原支部長より、8月12日パサンダワ事務局長
  ☆ 2005年度クムジュン校新学生寮入寮生名簿(18名)
 
   氏  名 クラス  出身地   
 1 Phura Doma Sherpa   9  Phortse ポルツェ 
 2  Pema Jangmu Sherpa   9  Phortse  
 3  Tashi Futi Sherpa   7  Phortse  
 4  Dawa Fui Sherpa   6  Phortse  
 5  Phu Doma Sherpa   10  Phortse  
 6  Lhakpa yangji Sherpa   6  Phortse  
 7  Pasang Lhamu Sherpa   9  Thame  ターメ
 8  Tenzing Doma Sherpa   9  Thame    
 9  Mingma Doma Tamang   6  Pangboche  パンボチェ
 10  Pasang Jangmu Tamang   5  Pangboche  
 11  Phura Sona Tamang   6  Pangboche  
 12  Chheten Doma Tamang   6  Pangboche  
 13  Kalden Phura Sherpa   10  Pangboche  
 14  Mingma Tshering Sherpa   8  Pangboche  
 15  Tshering namge Sherpa   7  Pangboche  
 16  Bhavindra Rai   8  Gudel  グデル
 17  Pasang Kami Sherpa   9  Phortse  
18  Mingma Tenzing Sherpa   6  Phortse  
  学生寮同居の教師
Padam K.Rajbhandari
Upendra K.Saha