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2012 平成24年度 事業報告
1) 文化事業プロジェクト
   
4/19〜11/15 市営上高地アルペンホテル、上高地食堂、徳沢ロッヂにてネパール物産展示販売を開催。
4/19〜11/15

市営上高地食堂2F会議室にて「上高地の美しい自然」「北アルプス

の美しい自然」写真展を開催
4/26〜11/15 市営上高地アルペンホテル内で常設山岳写真展を展示。
4/27〜10/31

乗鞍観光センター物産展示販売

5/15

登山講習説明会」を市のMウィング3Fで開催。登山の注意と心
得と2012MHC登山講習日程説明、スライド映写会を行う 25名参加

4/15〜8/31 大町山岳博物館喫茶店内でネパール物産展示販売を開催。
9/11 

MHC松本カトマンズ姉妹都市交流事業「第5回ネパール文化紀行
と報告写真展」(松本市他後援)のスライド説明会をMウィングで
開催、約20名出席。

9/25

ミュージック・コンサート「ネパール音楽の夕べ」(松本海外都市
 交流委員会他後援)は、ネパールの歌姫、スンダリ・ミカさんを招
待して、あがたの森文化会館講堂ホールで開催、約60余名が来場。
※心にしみる、ミカさんの歌声に、来場者全員魅惑され、感激のうち
に終了いたしました。

12/29〜1/5 

「第5回ネパール文化紀行」は、松本市民を始めとする参加者13名に
より実施。参加者一行は、カトマンズ市を表敬訪問してこれからの交流 を意見交換する。世界文化遺産を探訪し、アンナプルナ山群展望ハイキ ング、そして釈迦の生誕地ルンビニ訪問を行い、「山と美しい自然」を仲 立ちとした松カ姉妹都市交流の責任も果して参りました。
−山岳スポーツ振興事業プルジェクトで詳細報告−

1/31〜2/3 

MHC松カ姉妹都市交流事業−「第5回ネパール文化紀行」写真展が、
会場井上デパート本店7階催事場大ホールで開催。報告写真100点
並びに参加者及び一般公募の作品64点が展示され、山岳写真家内田
良平さんが審査員となり、カトマンズ市長賞、松本市長賞など選出。
2/2(土)会場にて、来賓者を招待し、表彰式を挙行致しました。
※期間中、新聞紙上やテレビニュース等で紹介され、大勢の来場者を迎えた。−山岳スポーツ振興事業プルジェクトでも詳細報告−

4/1〜25.3/31

 MHC松本本部事務所にて≪小さなお買い物で大きな国際協力≫を

テーマにネパール物産品を展示紹介し、希望者に販売する。
 

 

2) 山岳スポーツ振興事業プロジェクト
   
@ 「2012MHC登山講習」と報告写真展 (2012年5月〜2013年3月)
  共催 松本市、後援 長野県教育委員会 他
   
  目的
 

・現在、北アルプス等を初めとする日本の山々では、市民登山の時代が到来しています。

・山岳遭難を未然に防ぐことも願い、「安全でより楽しい市民登山」とするために、ヒマラヤ等高所登山経験豊富な講師の指導により系統的に登山技術を習得し、山岳の知識と登山の楽しさを学べる市民参加による2012MHC登山講習を開講。

・この企画を実施する事で、長野県の美しい山岳があらためて認識され、報告写真展を開催する事で、市民一般の皆様にも、自然や登山への関心を深めてもらう。      

   
  事業内容
  ・市民参加を募り、北アルプス等で年間を通じ、月1〜3回程度の割で実施し、ヒマラヤ高所登山経験豊かなインストラクターを招き、春夏秋冬の登山での登り方と用具の使い方そして登山の準備と心得、また酸素希薄な高所での初歩的な医学や栄養学の知識も学ぶ。 
・これらの事業は、松本駅前井上デパート本店7階大ホールにて、2012MHC登山講習報告写真展」を開催。2012年度に実施した登山講習の山々の山岳や自然景観そして参加者の登山を楽しむ様子等のパネル写真を展示報告する。
   
  講習場所、期間
 
I. 登山講習説明会 

2012.5/15登山の準備と心得、水分、エネルルギー源の 取り方、高山病と低体温症などと日程について説明・・25名

 

II. 2012 MHC登山講習報告
  1.

5/3(木)〜4(金)「残雪の乗鞍岳と温泉」6名参加
5月中、テレビ松本で2007年松本市市政施行100周年記念MHC登山講
習、槍・穂高連峰縦走が1時間番組としてアーカイブスから再放送される。

  2. 5/26 (土)〜27(日)「花の奥上高地」11名参加
テレビ松本カメラマン2名同行し、6/3テレビ松本で30分番組としてハイ ビジョン放送により、参加者と共に花の奥上高地が紹介される。  
  3.

6/16(土)〜17(日)「内田良平山岳写真教室」中止

  4.

6/9(土)〜10(日)「残雪の槍ヶ岳登山」13名参加

  5. 6/23(土)〜24(日)「金峰山、瑞牆山」13名参加
  6. 6/30(土)〜7/1(日) 「花の八ヶ岳登山」19名参加
  7.

7/14(土)〜16(月)「夏の表銀座、燕・槍ヶ岳縦走登山」11名参加

  8.

7/28(土)〜28(日)「花の常念・蝶ヶ岳縦走登山」16名参加

  9.

8/4(土)〜5(日)「白馬大雪渓を登る」6名参加

  10. 8/12(土)〜14(火)「穂高岳連峰縦走」11名参加
  11.

8/25(土)〜26(日)「日本最高峰富士山登山」12名参加

  12.

9/1 (土)〜2(日)「初秋の鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳登山」20名参加

  13.

9/8(土)〜9(日)「焼岳登山と上高地散策」中止

  14.

9/29(土)〜30(月) 「紅葉の涸沢・奥又白を行く」18名参加

  15.

10/6(土)〜7(日)「紅葉の乗鞍岳登山と温泉・滝巡り」中止

  16.

10/20(土)〜21(日)「紅葉の上高地散策」中止

  17.

11/3(土)〜11/4(日)「新雪の常念岳を登る」7名参加

  18.

11/23(土)〜11/24(日)「新雪の燕岳と温泉」6名参加

  19.

2/11(土)〜12(日)「スノーシューで行く上高地」9名参加

  20.

3/10(土)〜11(日)「白銀の硫黄岳」14名参加

   

 

 

・春から初夏・・稜線は濃霧、雨の日が多く、晴れても雲が湧く。
・夏・・稜線は濃霧多く、晴れると暑い。風雨の日が連日続く。
・秋から冬・・稜線は濃霧、氷雨、あられ、吹雪、晴れても強風に悩まされる。
・登山説明及び登山講習(16講座)参加者総数 217(2012/5〜2013/3)

     
V.「2012 MHC登山講習」報告写真展
 

会場となる、井上デパート本店7階大ホールが、(株)井上百貨店様の都合で使用できず、9月開催は中止とする。そして日程変更も10月、11月、12月は全店売り出し期間ということで、ままならず、 2013年1/31〜2/3にようやく写真展開催にこぎ着けたが、MHCの姉妹都市交流事業「第5回ネパール文化紀行」の報告写真展と重なり、この時一般公募作品も多い為、とうとう2012年度登山講習の報告写真展開催を断念する。
しかし、この会場において、2012MHC登山講習、春夏秋山登山報告書「アルプス登攀記」(30頁)の小冊子5冊を展示し、来場者の方々に自由にご覧いただけるよう配慮し、報告とした

A MHC松本カトマンズ姉妹都市交流事業「第5回ネパール文化紀行」と報告写真展
 

2011年12月24日〜2012年1月8日までの日程で松本市民を始めとする参加者13名により実施致しました。参加者一行は、カトマンズ市を表敬訪問して、世界文化遺産を探訪し、アンナプルナ山群展望ハイキング、そして釈迦の生誕地ルンビニの訪問を行い、「山と美しい自然」を仲立ちとした松本市とカトマンズ市の姉妹都市交流の責任も果して参りました。

   
 
I. 説明会
 

2012.9/11、他 (Mウィング、MHC本部)、20名
ネパール文化と遺跡、歴史、文化紀行日程、注意事項、海外保険など

   
II. 壮行会
 

12/8(第一会館)
日程の再確認と激励、参加者親睦を図る 17名参加

     
V. 日程 / 内容
  12/29 早朝貸切バスで松本発、成田CX−香港KA―カトマンズへ到着。
  12/30

AM10:00カトマンズ市を表敬訪問、カトマンズ市役所の歓迎昼 食会。午後カトマンズの世界文化遺産を訪ねる。

  12/31

朝、穂高北小学校からの文具を、クムジュン校運営委員のパサ
ン・ダワ氏に引き渡す。定期便でポカラへ向かいサランコットへ。

  1/1

サランコット山頂から雲間に初日の出を拝む。展望ハイキングをし て下山。ポカラから定期便でルンビニへ。

  1/2 釈迦族の居城カピラ城を訪ねる。夕方、定期便でナガルコットへ。
  1/3

世界文化遺産チャングナラヤン寺院、バクタプールを訪問。カ市長アディカリ氏らを招き、「報告夕食会」を開催する。

  1/4

早朝、エベレスト方面のマウンテンフライトに挑戦。午後、ヒン ズー教最大の寺院パシュパティナート、世界最大級のストゥー パ寺院ボドナートを訪ねる。夕方、タメールのレストランにMHC奨学生10名を招待して激励。 深夜カトマンズ空港を発つ。

  1/5 香港を経由して成田着。貸切バスで夜PM:00松本着解散とする。
     

W.「第5回ネパール文化紀行」写真展  入場無料、来場数 約1000名

 

MHC松本カトマンズ姉妹都市交流事業「第5回ネパール文化紀行」の事業報告とその参加者及び一般公募作品による写真展を開催。カトマンズ市長賞、松本市長賞、松本商工会議所会頭賞、他、各賞を設け、2/2(土)会場にて、山岳写真家内田良平氏により審査され、来賓各位より優秀作品を表彰。

  日時:2013年1月30日(木)〜2月3日(日)
会場:井上デパート本店7F・大ホール パネル写真版など170点展示 
     
講師、スタッフ(敬称略)

鈴木雅則 (MHC理事長) 

  MHC登山講習責任者、ヒマラヤ高峰5400m〜6500mに登攀隊長として、延べ130名(2012.1現在)の登頂成功を導く。又、その高所経験を生かし、北ア槍・穂高岳を中心に、約5000名以上を登攀責任者として指導。安全登山には多くの実績を示す。
内田良平
  1973年神奈川県山岳連盟、ローツェ8516m南壁登山隊長を務める。また日本を代表する山岳写真家、日本・アルプス・ヒマラヤの写真集が多数。特に「エベレスト街道」英語版は世界中で読まれる。日本山岳写真集団同人
MHC山岳サポート部員
 

MHCヒマラヤ高所4000m〜6500m登頂経験者や北ア等熟達経験者 
古幡健夫、甕 俊昭、内山康翁、渡辺直嗣、関口喜人、中村宗晴、近藤 茂、中村治幸、木村郁子、丸山清栄、内田雅士、吉岡久男、梅村博通、他が対応。

   
事業の効果
 

登山講習参加者は、山の装備、山の登り方やレスキューの方法などの登山技術、山岳撮影技術や高山植物などの知識、行動食や水分、高山病対策などの初歩的な医学、栄養学の知識も得て、安全登山についての認識を深めたことでしょう。

また「第5回ネパール文化紀行」報告写真展を開催。MHC登山講習は報告写真集小冊子にて報告。これらの展示会はマスコミから広く報道され、多くの人に姉妹都市カトマンズへの理解とともに、ヒマラヤ登山及び北アルプスなどの登山への関心を持たれるようになったことでしょう。
   
3) 国際協力推進プロジェクト
   
@ 国際協力事業基金の積立
2012MHC登山講習及び寄付金、講演料、物産展示販売の収益が国際協力事業基金に積立てられました。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立っています。
   
A

カトマンズのカレッジへ通学するクムジュン校を卒業した勤勉学生への奨学金

及び奨学金事務局運営費支給 

MHC奨学生運営費 12名×(Rs2,500/月×12ヶ月)= Rs360,000
カトマンズ盆地に在る短期大学へ進学する勤勉学生へパサンダワ事務局長が1人づつ、 そして1ヶ月毎に、学校生活の様子を確認し、2012年度は1人Rs 2,500/月支給。 奨学金事務局運営費 Rs36,000/年 支給しています。

 

※1996年設立以来MHC奨学生は、2013年現在、卒業生、医学奨学生含め、延べ70名を数えます。

 

☆ scholarship students 2012/2013  16期生6名、17期生6名=計12名
16期生

ダワ・パサン(Ms.Dawa Pasang Sherpa)

Madan Bandari Memorial Acadamy

専攻 :教育学

16期生

ダワ・フティ(Ms.Dawa Futi Sherpa)

Little Angels College

専攻 :経営学

16期生

ニマ・ドマ(Ms. Ngima Doma Sherpa)

St Lawrence College
専攻 :経営学

16期生

ダワ・ヌル(Mr. Dawa Nuru Sherpa)

St Lawrence College
専攻 :経営学

16期生

ペマ・チュティン(Ms. Pema Chhutin Sherpa)

Diamond College
専攻 :美術学

16期生

ツエリン・タシ(Mr. Tshering Tashi Sherpa

Nepal Medical College( Affilated to Kathmandu University )
専攻 :医学

17期生

パサン・ヌル(Mr. Pasang Nuru Sherpa)

Orient College
専攻 :science

17期生

ツェリン・ウォンム(Miss Tshering Ohangmu Sherpa)
RAI school
専攻 :Management

17期生

ペンバ・ツェリン(Mr Pemba Tshering Sherpa)
Relience International College
専攻 :Hotel Management

17期生

タシ・フティ(Miss Tashi Futi Sherpa)
Pushpalal Memorial College 
専攻 :education

17期生

ニマ・オンチュク(Mr Nima Ongchuk Sherpa)
Little Angels College
専攻 :science 

17期生

ツェリン・カツワル(Miss Tshering Katuwal )

Pushpalal Memorial College
専攻 :education

※全員、カトマンズの短期大学で経営学、教育学コースなどを専攻し苦学しています。若い彼らが、ネパールの将来を背負って立つ事でしょう。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立つ事を願っています。

   
B

MHCは、2002年3月15日よりクムジュン校の学生寮、食堂、台所、シャワー室、水道引き込み工事(600m)等の工事を展開。建設の主な資金が、外務省本省から33,998ドル(約440万円、)が支給され、2002年7月4日建物完成、引渡し。総工費約510万円(当時)。現在、運営費の一部負担をしています。

 

・電気代50% Rs5,000/月×12ヶ月=Rs60,000 ・・MHC学生寮、食堂、台所他の電気代です。
・学生寮教師2名の宿舎舎監費用 Rs24,000/年 ・・学生寮に同居します。

 

2002年にクムジュン校内に建設した、学生寮以外のもう一棟、食堂台所棟は、クムジュン校運営委員会により、学生寮に改造される事となりました。校庭北門入り口付近に、寮生全員が入れる、新食堂・台所を建設。この度完成し、Golden Jubilee House(50周年記念建物)と名づけられました。現在、MHC学生寮には、4年生から10年生までの24、入寮しています。

   
C 安曇野市穂高北小学校とクムジュン校との交流支援
 

ネパール文化紀行の参加者が、12/5安曇野市穂高北小学校より預かった文具
約20kgと児童会長の手紙を持ちカトマンズに到着。滞在中のアンナプルナホ
テルにおいて、2012年12月30日AM9:00クムジュン校運営委員のパサン
ダワ氏に手渡す。これらの文具等は、クムジュン校へ定期便でルクラへ、そこ
からポーターにより運ばれました。

   
D

MHCカトマンズ支部運営費 

約Rs130,000/年 ・・MHC本部一般会計より支給

 

・MHC大河原由紀子カトマンズ支部長が運営責任に当たり、大河原さん経営のヒマラヤン・ジャーニー社の事務所並びに機器を借用しました。

 

・また物産は、支部から業者に指示し、発注、郵送、物産返品処理などを行わせました。