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2011 平成23年度 事業報告
1) 文化事業プロジェクト
   
4/21〜11/15 市営上高地アルペンホテル、上高地食堂、徳沢ロッヂにてネパール物産展示販売を開催。
4/21〜11/15 市営上高地食堂2F会議室にて「上高地の美しい自然」「北アルプス
の美しい自然」写真展を開催。
4/26〜11/15 市営上高地アルペンホテル内で常設山岳写真展を展示。
4/26〜11/2 乗鞍観光センター物産展示販売。
5/10 「登山講習説明会」を市のMウィング3Fで開催。登山の注意と心
得と2011MHC登山講習日程説明、スライド映写会を行う 25名参加
5/24〜6/2 ヒラリースクール・クムジュン校開設50周年記念式典に出席3名。
5/24空路ネパールへ飛び、5/25〜27エベレスト街道を登る。5/29
クムジュン校にて、ネ政府文部省から感謝状が授与される。
6/11〜6/12 「内田良平山岳写真教室」を上高地、乗鞍高原にて開催。講評会を
乗鞍岳「位ヶ原山荘」にて開催。
6/25〜11/1 大町山岳博物館喫茶内でネパール物産展示販売を開催。
9/7 市Mウィング3Fで「岳都カトマンズとヒマラヤ映写会」を姉妹提
携委員会主催で開催。MHCも協力して、鈴木理事長が講演。約60名
9/22〜9/26 井上デパート本店7階大ホールにて「内田良平山岳写真教室作品発
表会と春・夏・初秋MHC登山講習報告写真展」約150点及びネパー
ル物産展示販売を開催。連日来場者多く約500名
12/9 安曇野市穂高北小学校で、ネパールの自然文化とクムジュン校解説。体育館に5、6年生約300名参加
1/26〜1/31 井上デパート本店7階大ホールにて「岳都カトマンズ訪問とエベレス
ト撮影紀行V&MHC秋山登山講習・報告写真展」170点を開催。出品
者には、内田良平氏が審査し、カトマンズ市長賞・松本市長賞他で
表彰。またネパール物産展示販売、写真パネルのチャリティー販売
も開催。期間中多くの新聞各社で紹介される。来場者約1000名
4/1〜24.3/31 MHC松本本部事務所にて≪小さなお買い物で大きな国際協力≫を
テーマにネパール物産品を展示紹介し、希望者に販売。
   
2) 山岳スポーツ振興事業プロジェクト
   
@ 「2011MHC登山講習」と報告写真展 2011年5月〜2012年3月
  共催 松本市、後援 長野県教育委員会 他
   
  目的
 

・現在、北アルプス等を初めとする日本の山々では、市民登山の時代が到来しています。

・山岳遭難を未然に防ぐことも願い、「安全でより楽しい市民登山」とするために、ヒマラヤ等高所登山経験豊富な講師の指導により系統的に登山技術を習得し、山岳の知識と登山の楽しさを学べる市民参加による「2011MHC登山講習」を開講。

・この企画を実施する事で、長野県の美しい山岳があらためて認識され、報告写真展を開催する事で、市民一般の皆様にも、自然や登山への関心を深めてもらう。

   
  事業内容
  市民参加を募り、北アルプス等で年間を通じ、月1〜3回程度の割で実施し、ヒマラヤ高所登山経験豊かなインストラクターを招き、春夏秋冬の登山での登り方と用具の使い方そして登山の準備と心得、また酸素希薄な高所での初歩的な医学や栄養学の知識も学ぶ。
これらの事業は、松本駅前井上デパート本店7階大ホールにて、「2011MHC登山講習報告写真展」を開催。2011年度に実施した登山講習の山々と参加者の登山を楽しむ様子等のパネル写真を展示報告した。
   
  講習場所、期間
 
I. 登山説明会 2011/ 4/16開講式、 5/10 登山講習説明会
II. 2011 MHC登山講習報告
  1. 5/3(土)〜4(日)「残雪の常念岳登山」10名参加
  2. 5/14(土)〜15(日)「花の奥上高地」6名参加
  3.

6/11土)〜12(日)「内田良平山岳写真教室」4名参加

  4. 6/18(土)〜19(日)「残雪の槍ヶ岳登山」17名参加
  5. 6/25(土)〜26(日)「金峰山、瑞牆山」7名参加
  6. 7/2(土)〜3(日) 「花の八ヶ岳登山」13名参加
  7. 7/16(土)〜18(月)「夏の表銀座、燕・槍ヶ岳縦走登山」15名参加
  8. 7/27(土)〜28(日)「剣岳登山」25名参加
  9. 8/6(土)〜7(日)「夏の常念岳登山」17名参加
  10. 8/13(土)〜16(火)「槍・穂高連峰縦走登山」13名参加
  11. 8/27(土)〜28(日)「日本最高峰富士山登山」9名参加
  12. 9/10(土)〜11(日)「西穂高岳登山」15名参加
  13. 9/17(土)〜19(月) 「初秋の北岳登山」18名参加
  14. 10/8(土)〜10(月)「秋の涸沢と北穂高岳登山」23名参加 
  15. 10/23(土)〜24(日)「紅葉の上高地散策」0名参加 
  16. 11/5(土)〜11/6(日)「新雪の常念岳を登る」14名参加
  17. 11/19(土)〜11/20(日)「新雪の燕岳と温泉」8名参加
  18. 2/11(土)〜12(日)「スノーシューで行く上高地」8名参加
  19. 3/10(土)〜11(日)「白銀の硫黄岳」15名参加
     
 

春から初夏・春、稜線の残雪少ない。初夏、霧雲の中、高山花が咲く。夏、天候やや不良、晴れ間少なく湧く雲と雷雨多い。秋から冬・暖秋、11月も冷雨。冬も雪雲が湧き、浅春の湿雪に悩まされる。
・登山講習参加者総数 18講習実施 237名(2011/5〜2012/3)

     
V.「2011 MHC登山講習」報告写真展 入場無料 来場総数 約500名以上
  第1回目(5月〜9月までの報告) 来場者約500名
   

内田良平写真教室「作品発表会」と春夏初秋MHC登山講習報告写真展と題して開催。
日時:9月22日(木)〜9月26日(月)
会場:井上デパート本店7F・大ホール パネル写真版100点以上展示

   

 

A 松本カトマンズ姉妹都市交流事業「岳都カトマンズ訪問&エベレスト撮影紀行III」と報告写真展
  2011年12月24日〜2012年1月8日までの日程で松本市民を始めとする参加者13名により実施致しました。参加者一行は、カトマンズ市を表敬訪問して古都カトマンズを探訪し、エベレスト山群の奥深く入り込み、ゴーキョピーク5360mの登頂を見事果たして、岳都交流と姉妹都市交流の責任も果して参りました。
   
 
I. 説明会
 

2010.10/13、他 (MHC本部)、
日程、装備、ヒマラヤトレッキングの注意と心得、海外保険など

   
II. 壮行会
 

12/3(第一会館)、

日程の再確認と激励、参加者親睦を図る 15名参加

     
V. 日程 / 内容
  12/24 早朝松本を貸切バス発、成田CX−香港KA―カトマンズ
  12/25

AM10:30カトマンズ市を表敬訪問、市内観光。

夜、カトマンズ市役所の激励交流会に招かれる。

  12/26 飛行定期便―ルクラ、シェルパ11名、ゾッキョ10頭と合流。エベレストレッキング開始、パグディン泊。
  12/28

エベレストを望みクムジュン村へ(3,780m)。午後、クムジュン校を訪問。

  1/2 PM4:00大展望台のゴーキョピーク(5,360m)登頂。夕照に輝くエベレストに大感動。
  1/6 ルクラを経由して空路にてカトマンズへ。 着後、市内のホテルへ。夜、カ市職員を招いての報告夕食会。
  1/7 カトマンズ滞在、大学へ通うMHC奨学生等と昼食交流会。
  1/9 香港を経由して、成田着。貸切バスで夜PM10:00松本着
解散とする。
     

W. 「岳都カトマンズ&エベレスト撮影紀行V」写真展

            入場無料、来場数 約1000名以上
  MHC松本カトマンズ姉妹都市交流事業「岳都カトマンズ訪問&エベレスト撮影紀行V」の事業報告とその参加者及び一般公募作品による写真展を開催。松本市長賞、カトマンズ市長賞、他後援者のマスコミ各賞を設け、優秀作品を表彰。
  日時:2012年1月26日(木)〜1月31日(火)
会場:井上デパート本店7F・大ホール パネル写真版など170点展示
     
講師、スタッフ(敬称略)

鈴木雅則 (MHC理事長) 

  MHC登山講習責任者、ヒマラヤ高峰5400m〜6500mに登攀隊長として、延べ130名(2012.1現在)を登頂指導等、安全登山には多くの実績を示す。
内田良平
  1973年神奈川県山岳連盟、ローツェ8516m南壁登山隊長を務める。また、日本を代表する山岳写真家、アルプス・ヒマラヤの写真集が多数ある。
MHC山岳サポート部員
  MHCヒマラヤ高所4000m〜6500m登頂経験者や北ア等熟達経験者。
古幡健夫、甕 俊昭、内山康翁、渡辺直嗣、関口喜人、中村宗晴、近藤 茂、中村治幸、木村郁子、丸山清栄、内田雅士、吉岡久男、他が対応。
   
事業の効果
  登山講習参加者は、山の装備、山の登り方やレスキューの方法などの登山技術、山岳撮影技術や高山植物などの知識、行動食や水分、高山病対策などの初歩的な医学、栄養学の知識も得て、安全登山についての認識を深めたことでしょう。また 井上デパートで、延べ237名が参加した北アルプス等での「2011MHC登山講習」報告写真展を開催。これらの展示会はマスコミから広く報道され、多くの人に登山への関心をもたれるようになり、北アルプス等の長野県の美しい山岳があらためて認識されたと思われる。
   
3) 国際協力推進プロジェクト
   
@ 国際協力事業基金の積立
2011MHC登山講習及び寄付金、講演料、物産展示販売の収益が国際協力事業基金に積立てられました。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立っています。
   
A

カトマンズのカレッジへ通学するクムジュン校を卒業した勤勉学生への奨学金

及び奨学金事務局運営費支給 

MHC奨学生運営費 12名×(Rs2,500/月×12ヶ月)= Rs360,000

カトマンズ盆地に在る短期大学へ進学する勤勉学生へパサンダワ事務局長が1人づつ、そして1ヶ月毎に、学校生活の様子を確認し、2011年度は1人Rs 2,500/月支給。奨学金事務局 Rs36,000/年 
*1996年設立以来MHC奨学生は、医学奨学生含め、延べ65名を数えます。
 
☆ scholarship students 2011/2012 16期生5名、15期生7名=計12名

16期生

ダワ・パサン(Ms.Dawa Pasang Sherpa)

Madan Bandari Memorial Acadamy

専攻 :教育学

16期生

ダワ・フティ(Ms.Dawa Futi Sherpa)

Little Angels College

専攻 :経営学

16期生

ニマ・ドマ(Ms Ngima Doma Sherpa)

St Lawrence College
専攻 :経営学

16期生

ダワ・ヌル(Mr. Dawa Nuru Sherpa)

St Lawrence College
専攻 :経営学

16期生

ペマ・チュティン(Ms Pema Chhutin Sherpa)

Diamond College
専攻 :美術学

15期生

ツェリン・ドマ(Ms Tshering Dolma Sherpa)  
Little Angels College 
専攻 :自然科学

15期生

ツェリン・カンチ (Ms Tshering Kanchi Sherpa)
Rilience International College
専攻 :ホテル経営学

15期生

ラクパ・テンヅ (Mr. Lhakpa Thendu Sherpa)
Little Angels College
専攻 :自然科学 

15期生

ナワン・ヒンジョ (Mr. Ngawang Finjo Sherpa)
Little Angels College
専攻 :自然科学

15期生

ツエリン・タシ (Mr. Tshering Tashi Sherpa)
Little Angels College
専攻 :自然科学 

15期生

フーバ・テンジン (Mr. Furba Tenzing Sherpa)

V. S Niketan 大学
専攻 :自然科学

15期生

ソナム・ドカ (Ms. Sonam Doka Sherpa )

Madan Bandary Memorial college
専攻 :ホテル経営学

※ 全員、カトマンズの短期大学で経営学、教育学コースなどを専攻し苦学しています。若い彼らが、ネパールの将来を背負って立つ事でしょう。私達の小さな活動がネパールの青少年の教育の為に役立つ事を願っています。
   
B 2002年3月15日よりクムジュン校の学生寮、食堂、台所、シャワー室、水道引き込み工事(600m)等の工事を展開。建設の主な資金が、外務省本省から33,998ドル(約440万円、)が支給され、2002年7月4日建物引渡しを行いました。総工費約510万円。現在は、運営費の一部負担をしています。
・電気代50% Rs5,000/月×12ヶ月=Rs60,000・・MHC学生寮、食堂、台所の電気代です。
・学生寮教師2名の宿舎舎監費用 Rs24,000/年・・学生寮に同居します。
   
C 安曇野市穂高北小学校とクムジュン校との交流支援
  エベレスト撮影紀行Vの参加者が、12/9安曇野市穂高北小学校より預かった
文具約20kgと児童会長の手紙を持ちカトマンズに到着。滞在中のアンナプル
ナホテルにおいて、2011年12月25日AM9:00、クムジュン校運営委員長の
ペンバツエリン氏に手渡す。これらの文具等は、クムジュン校へ運ばれた。
   
D

2011年 5/17夜放送、

abn長野朝日放送「おぉ信州人!ネパール編」、およびニュースで、MHCの国際協力事業について放送されました。

  放映にあたりMHCは取材に協力。山口及び平野ディレクターらから事前に相談があり、2/24〜3/12までの日程で、ネパールを訪問。カトマンズでは大河原さん、奨学生らの取材。ポカラ、ルンビニ訪問の後、エベレスト街道に飛び、クムジュン校を取材しました。
   
E

MHCカトマンズ支部運営費 

約Rs130,000/年 ・・MHC本部一般会計より支給

  ・MHC理事大河原由紀子カトマンズ支部長が運営責任に当たり、。大河原さん
経営のヒマラヤン・ジャーニー社の事務所並びに機器を借用しています
 

・また、物産の品物設定、発注、郵送、物産返品処理など行ってくれています。